企業や組織でマネジメントする対象としてよく言われるのは「ヒト・モノ・カネ」です。個人事業主のマネジメントで考える必要があるのは「〇〇・〇〇・カネ」。マネジメント対象を知ることで、改めて個人事業主の環境を考えてみます。
個人事業主のマネジメントで大切なのは「〇〇・〇〇・カネ」
経営を継続していく中で、重要とされているのが「マネジメント力」です。企業においては「ヒト・モノ・カネ」が一般的にマネジメントすべき対象としてされています。
これらの要素の状態を確認しながら、向かうべき方向へ進むことが必要とされています。 個人事業主の場合はどうでしょう?
個人事業主でも、経営を行うにあたっては「ヒト・モノ・カネ」の観点は必要です。人を雇用したりするケースは、個人事業主でも同じ観点が必要です。
一方で、個人事業主の場合は個人が密接につながっています。そのときのマネジメント対象は一般的な経営とは別に考える必要があります。
個人事業主のマネジメントで必要なのは「時間・健康・お金」
個人事業主で特に考えるべき必要があるものが「時間」です。雇用されている場合は勤務時間について制限があり、(企業で働いていてもブラックな環境はあるものの)基本的に法律で守られています。
個人事業主は、時間に関する契約をすることはありますが、そもそもの個人の勤務時間に関する制限はありません。個人事業主は、自分の時間の使い方は自分で管理する必要があります。
また、副業やこれから事業を始めよう、という人であれば、そのための時間を確保していくことが重要になります。考える時間、行動する時間を確保できるか否かで、その事業が進むかが決まります。
侮れない「健康」
個人事業主の資本は、自分自身です。心身の健康を保っていくことが、企業で働いているよりも重要です。企業であれば、体調不良であっても代わりの人で業務を動かしていくのが、組織として必要とされます。
もちろん、周囲に負担をかけることに対して、気持ちが重いということはあるかもしれません。ビジネス観点では、組織が契約しているからこそ、顧客に対しては組織として代わりをたてるなどして対応することが求めらます。 一方で、個人事業主の場合は契約を結んでいるのは自分自身です。体調を崩して何かできなかったときは、自分でどうにかしなくてはなりません。どうしても代わりが必要な場合は、他の人に相談するということも必要かもしれません。
代わりをお願いした費用は自分で負担したり、業務ができなかった分は減額となるでしょう。業務の空きはイベントや登壇などの業務は言うまでもないですが、業務の遂行や信頼に大きく関わります。
一方でなかなか休みを作れない、と言うことで無理をしてしまうケースもあります。その無理が蓄積すると、大きな空きを取らざるを得ない体調不良などを引き起こしてしまうリスクが潜んでいます。
長く個人事業主を続けられる人は・・・
長く個人事業主を続ける人の多くが無理をしないのは、健康の大切さを知っているからこそかもしれません。一度無理をしてしまい大変な思いをし、空きを作ってしまったことで、本当に必要な量を見直すことができ、最適化できていると言う話もよく聞きます。
無理をしないことで、自分に受けるべき仕事内容・業務量を見極めることができ、結果として良い仕事、継続契約につながっているようです。 個人事業主のマネジメントで必要な「時間・健康・お金」。具体的なマネジメントの方法関しては、改めてコンテンツにできればと思います。