ライフ・キャリアレインボーとは、人生には色々な役割があって、年齢や場面により色々な役割をになう、という考えを示したものです。
ドナルド・E・スーパー氏が、1950年代(60年以上前!)に提唱した考え方ではありますが、今も多くの人に支持される理論です。
英文でも調べてみると、以下のような役割がリストアップされていました。
・Child (Son/Daughter) 子(息子/娘)
・Student 学生
・Leisure 余暇を楽しむ人
・Citizen 市民
・Worker 勤労者
・Parent 親
・Spouse 配偶者
・Home-maker 家庭人
・Pensioner 年金受給者
Parent,Spouse,Pensionerのところは、国内外でも色々なライフプランがあることから
Home-Maker(家庭人)などに、まとめられていることがあるようです。
ともあれ、キャリアを職業の面だけではなくとらえた点、何となく明るい印象のある虹になぞらえている点が現在も、支持されている理由なのでしょうか。
自分の役割を自分で組み立てやすいのがフリーランス
一般的な生産年齢(人口統計で使われる用語で15歳以上65歳未満のこと)の人の中で、フリーランスは「Worker:勤労者」の役割について、会社員などと比べると、時間的な制約の面でコントロールしやすいと言えるでしょう。
そのため、「Citizen :市民」「Home-maker 家庭人」「Student 学生」など、他の役割のバランスもコントロールしやすいと言えるでしょう。場合によっては、「Worker:勤労者」以外の役割配分を決めてから、働くことを考えることもできるかもしれません。
積極的に「Worker:勤労者」以外の役割を担うことで、フリーランスに大切な人脈や新しい観点なども増えていくかもしれません。一度ゆっくり、ライフキャリアレインボーを元に、人生の役割について考える機会を作ってみるのはいかがでしょうか?